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a diary is written 2

僕のことを少し紹介するね。

名前はビッド。

祖父ゆずりの大きな黒縁メガネは度が合ってないせいで、すぐ転ぶ。

赤毛、茶目。身長はあまり大きくない。

あわてん坊のまぬけ、村の皆からそう呼ばれている。

なんて、村の人たちも覚えていないから、言われるわけないだけどね。

僕の村は、人口50人くらいのとっても小さい村だ。

いや、他にどれくらいの人が生きているか、わからないから、小さい村かはわかrないけどね。
村に残っている本を読む限りじゃ、50人は少ないってことみたい。

この村を出ては、僕は生きていけない。

忘れてしまうから。

皆、工夫して協力して、今日できる精一杯をして生きている。

そうしてないと、忘れてしまう僕らは生きていけない。

そう、生きていけないってわかってるけど、僕はこの村を出たい。

まだ見ぬ未知のものを知りたい。

そう、覚えていたい。もっと知りたい。

どうして、僕が、この世界中の人々が忘れるようになったのか、知りたいんだ。

本を読むとわかる。

昔の人は覚えているのが当たり前だった。

全て忘れることが、おかしいことなんだ。

原因があるに違いないんだ!

僕は毎日そう思う。忘れてしまうからね。

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